【ジャニヲタ文芸部 第0回お題「担当」】 短歌連作「未来をまた描いてる」
Twitterで素敵な企画を見つけた。実際に大学で文芸部に所属していた身であるわたしは当たり前のように惹かれた。ジャニヲタ文芸部(仮)。ああ、なんて素晴らしい響き。語尾に付いた控えめなカッコカリまで含めて愛しい。記念すべき第0回のお題は「担当」。四六時中自担のことばかり考えているわたしは参加を決意した。
はずだった。
気づけば作品募集締め切りの日であったハロウィンをとうに過ぎ、暦は11月。あれだけハロウィンムード一色だった街はすでに来月に控えるクリスマスを見据えて、きらきらとイルミネーションが眩しい季節……いや、まだ11月だってば。そんなわたしの突っ込みも待たず無慈悲に時間は流れる。何が言いたいかというと、締め切りに間に合いませんでした。完全なる遅刻です。本当に申し訳ありませんでした。
締め切りに間に合わなかったので、正式な参加資格はありません。ですが、折角この機会に生まれた作品なので、瓶に詰めて静かにネットの海に放流することをどうかお許しください。わたしの担当である櫻井翔くんをお題に詠んだ短歌です。
● 短歌連作「未来をまた描いてる」
桜咲く 少年はもう教室に戻れはしない 桜、舞い散る
種を蒔く今日の日もまた種を蒔く“MY LIFE IS MY MESSAGE”
無い道は拓けばいいと嘯いてマイクを握り紡ぐリリック
青二才ぶら下げたまま踊ってたあの夏の日に仕舞ったピアス
浴槽で息をひそめて考える えいえんに夢みる方法を
高潔な瞳の中にある宇宙 ながれ星らが下界を目指す
ああ月が綺麗ですねえでもそれじゃそれだけじゃ駄目、僕はリアリスト
革命を起こすはいつも青二才 光を掴むぼくらが光
世の中を揺るがす魔法を知っているキラーチューンが残す爪痕
あの頃に描いた夢が今でありされど未来をまた描いてる
以上です。次回は遅刻しないように頑張ります。